一人っ子人生30年!「男兄弟がいると思った」と言われがちなちーちゃん(@chi_chi77777)です!
「一人っ子です!」と言うと、大体言われることは決まっています。
わがまま聞いてもらえていいよね〜
一人っ子って寂しくない?
きっと、世の中の一人っ子のイメージは、親の愛情を一人占めできて、いつも新品のものが手に入るし、なんでもお望み通り。でも、ひとりで遊ぶことが多いだろうから、寂しそう。かわいそう。
いやいや、決してそんなことはない!と私は声を大にして言いたい!
私だって、近所のお姉ちゃんのお下がりを着ていたし、わがまま言おうもんなら怒られるから欲しいものを親に正直に言えなかったし、ひとり遊びに関しては物心ついた時からひとりなのでそもそもひとりが寂しいという感覚がありません。(ムキになるな)
一人っ子と言っても、人それぞれ育った環境、性格によって全く違うとは思います。
でも、一人っ子は、一般的によく言われるようなイメージよりも、強くたくましく生きていく力を自然と身につけられる可能性を秘めていると思います。
ただ、その分、自分ひとりで何とかしよう、何とかできると思い込む癖がついてしまうかもしれません。
この記事では、一人っ子歴30年を迎える私が感じる一人っ子の良さや、きょうだいがいたらよかった…と思う本音も交えながら、一人っ子の魅力をお伝えします!
- 一人っ子の育児に奮闘中の方
- このまま我が家は一人っ子でいいのだろうか?と考えている方
- 何となく一人っ子に生きづらさを感じていた(る)人
ぜひ、一人っ子のリアルな想いをのぞき見していってください♡
日常的に「一人っ子だから」寂しいと感じることはない
やはり、よく聞かれるのが、一人っ子って寂しくない?ということ。
冒頭でも書きましたが、生まれた時からひとりなのでひとりでいることが寂しいという感覚は全くありません。
私の性格的な問題もあるとは思いますが、ひとりで遊んでいることも、ひとりで留守番することも、一人っ子の私にとっては当たり前のこと。
なので、私は日常的にきょうだいがほしいと思ったこともありませんでした。
むしろ、きょうだいがたくさんいる友達の家に遊びに行った時に、にぎやかすぎてどっと疲れて、もう二度と行きたくない、うちにはきょうだいがいなくてよかったと思った記憶があります(笑)
じーちゃん、ばーちゃん、おじさん、おばさん、みんなの愛情一人占め
これは、みなさんのご想像通り一人っ子の特権とも言えるでしょう。
私の場合、7歳下のいとこが1人いるだけで、あとは少し遠い親戚に少し年上の子どもが何人かいるような状況でした。
なので、年下のいとこが生まれるまで、じーちゃん、ばーちゃん、おじさん、おばさん、名前も知らない遠い親戚までみんなみんな、私に大注目なわけです。
誕生日、お盆、正月、何でもないただの集まりでも、「あれ食べなさい、これ食べなさい」と四方八方から美味しいものを差し出され、「好きなものを買いなさい」とお小遣いをいただき…あれは人生で最高の接待でしたね(笑)
ここにきょうだいがもしいたならば、全部が半分、いや、3分の1、いやはや、4分の1の愛情だった…なんてことは言い過ぎかもしれませんが、私ひとりだったからこそみんなの愛情が一極集中していたというのは間違いありません。
寂しさを感じる親戚の集まり
ありがたく最高の接待が受けられる親戚の集まりではありましたがw、私にとっては寂しさを感じる時間でもありました。
親戚で集まるとなると、大人だらけ。
最初こそみんな私に注目してくれますが、お酒が進むとだーれも私の相手などしてくれません。
そして、酔っ払って絡んでくる、大人のめんどくさいことこの上なし。
社会人になって、酔った上司の長話に付き合わされてウンザリ…なんて経験をする人は多いかと思いますが、私はそれを物心ついた時から経験していました。
なので、社会人になって、一般的に若者には煙たがれるいわゆる飲みニケーションも慣れたもんでした(笑)
ですが、子どもの頃は、もし、ここに一緒に遊んでくれるきょうだいがいたら、もう少し気もまぎれただろうにとはいつも思っていました。
一人っ子だから身についた観察力
とは言え、悪いことばかりではありません。
私が小さい頃から、大人だらけの集まりにぽつんとひとり投げ込まれたことで自然と身についたのが観察力だと思っています。
時間潰しになるようにお絵描きセットやおもちゃを用意してもらってはいましたが、盛り上がっている大人たちの話が子どもながらに気になります。
当時、話の内容はほとんど理解できていなかったと思いますが、大人たちが笑い合ったり、真剣に話し合ったりしている様子をいつからか観察するようになりました。
その中で、いつもこの人が喋り出すとみんなが話を聞くのはどうしてだろう?とか、大人はこうやって相槌を打つのかとか、この人は身振り手振りが大きい人だなとか、この人はもう眠そうとか、いろいろなことを感じながら、大人の言動、表情を見て楽しんでいました。
一人っ子は協調性に欠けるなんて言葉を目にすることもありますが、周りの様子を観察する力は幼い頃から養われているのではないかと思います。
大人になって一人っ子が抱える悩み
子どもの頃は、本当に一人っ子でよかったー!と思っていたのですが、最近、あー、きょうだいがいれば…と思うことがあります。
それは、親の老後の心配。
私の両親は、私が高校卒業後に離婚をしました。
そのため、現在、両親共に一人暮らしをしています。
そうなると、どちらか一方に何かあった時に、支えられるのは誰か。
もちろん、私、ひとりですよね。
単純にお世話をする大変さもあるでしょうが、金銭面を考えると、あー、きょうだいがいれば協力できるのに。
(それぞれの家庭にそれぞれの事情があって、「いや、うちの兄ちゃん、ちゃらんぽらんで頼りないからあてにならないよ」なんて人もいるでしょうが…。)
どうしたって、私ひとりに降りかかってくることを想像すると少し不安を感じます。
父ちゃん、母ちゃん!頼むから、お金の準備はしておいてくれよー!
いつまでも元気でいてねー!
一人っ子だからこそ強く生きていける
「一人っ子なのにしっかりしてるね〜」と言われることが多かった私ですが、最近この言葉を言われていた幼少期を思い出してすごく違和感を抱いています。
「一人っ子なのに」とはどういうことなんだろう?
一人っ子だと親がなんでもしてくれるから頼りない子に育つとか、一人っ子だから小さい頃からなんでも望みが叶ってわがままな子になるとか、そんなイメージがあるのかもしれません。
でも、私は一人っ子だからこそ早いうちからひとりでできることがたくさんあって、強く、たくましく育てられたんじゃないかと感じています。(自分で言う)
そして、一人っ子だと、「一人っ子はいいよね〜、好きなことができて」というニュアンスの言葉をかけられがち。
それゆえに、私はあまり親に物をねだったり、こんなことがやりたい、と正直に言うと「やっぱり、一人っ子はわがままだ」と思われるんじゃないかと思って、自分の欲求をはっきり口に出せずにいたように思います。
それが、巡り巡って「しっかりした子」と言われるようになった所以ではないかと思います。
必ずしも、一人っ子はわがままだとか、寂しがり屋だとかそんな風に決めつけず、周りの大人が愛情たっぷりにその子の特性を引き出してあげてほしいと思います。
(これは、一人っ子に限った話じゃないですね。)
一人っ子だからこそ、自分でどうにかする力が自然と身につくはずです。
でもその分、知らず知らずのうちに人に頼ることに不慣れになっているかもしれません。
私は、「困った時は声を上げていいんだよ。」と幼い頃の自分に言ってあげたいです。