子育てつらい!そんな時に頼れる子育てパートナーって知ってる?

ちーちゃん
ちーちゃん

こんにちは!現在、4歳と0歳の男の子の子育て奮闘中!ちーちゃん(@chi_chi77777)です。

突然ですが、「養育支援訪問事業」ってご存知ですか?

養育、支援、訪問…?

そう!読んで字のごとく、子育てにお困りの方のお家に支援員が訪問してサポートしてくれる事業のことです。

子育てパートナー」と呼ばれている地域が多いかもしれません。

私の住む地域でも、子育てパートナーと呼ばれる方がお家に来て、子育て中のあらゆるお悩みについて相談に乗ってくれるというサービスがあります。

そしてこの度、その子育てパートナー募集の情報をキャッチしたので応募してみることにしました!

息子
息子

え?お母ちゃん、どっちかというと支援受ける側じゃないの?

そうなんです。子育て真っ最中の私ですが、同じ子育てを頑張るお母さんたちに何か力になれることはないかという気持ちが湧き上がってきて、いてもたってもいられず応募したのです!

私は、子育て中の方に何かできることはないかと調べ始める中で、「養育支援訪問事業」というものを知りました。

子育て、つらい。毎日しんどい。もう無理。

でも夫や親に弱音を吐くわけには…、誰かに話を聞いてほしい…、このままでは自分が自分でなくなってしまう。

私は長男を産んでそんなことを考える日々が続きました。

その時に子育てパートナーという存在を知っていたら、少し状況は変わっていたんじゃないかと思います。

今、まさに育児ストレスを抱えている方はお住まいの地域で「養育支援訪問事業」というものが行われているのか一度チェックしてみていただきたいです。

今回は、養育支援訪問事業=子育てパートナー事業についてと、子育て中の私が子育てパートナー養成講座を受講して感じたこともあわせてお伝えします。

養育支援訪問事業=子育てパートナーって何?

育児ストレス、産後うつ病、育児ノイローゼ等の問題によって、子育てに対して不安や孤立感等を抱える家庭や、様々な原因で養育支援が必要となっている家庭に対して、子育て経験者等による育児・家事の援助又は保健師等による具体的な養育に関する指導助言等を訪問により実施することにより、個々の家庭の抱える養育上の諸問題の解決、軽減を図る。

厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/kosodate09/

養育支援訪問事業とは、子育てに不安を感じている家庭に、支援員が訪問して、育児や家事の援助、子育ての相談ができる支援サービスのことです。

私の住んでいる地域の子育てパートナー事業では、保健師、保育士、助産師など資格を持った人や、子育て経験のある人が二人一組で家庭訪問をして、一人はゆっくりお父さん、お母さんのお話を聞き、もう一人は子どもの相手をするという支援が行われています。ちなみに、家事代行や、子どもの一時預かりなどの支援はありません。

そして、子育て経験がある20歳以上の人であれば、市が主催する子育てパートナー養成講座を修了し、子育てパートナーとして登録をして支援にあたることができます。

息子
息子

お母ちゃんは子育て経験者だから、子育てパートナーになれるんだね

ちーちゃん
ちーちゃん

私は、何も資格を持っていないので、子育てパートナー養成講座を3日間受講して、子育てパートナー登録することにしました!

この支援を受けられる対象者は以下の通りです。

[1] 若年の妊婦及び妊婦健康診査未受診や望まない妊娠等の妊娠期からの継続的な支援を特に必要とする家庭

[2] 出産後間もない時期(おおむね1年程度)の養育者が、育児ストレス、産後うつ状態、育児ノイローゼ等の問題によって、子育てに対して強い不安や孤立感等を抱える家庭

[3] 食事、衣服、生活環境等について、不適切な養育状態にある家庭など、虐待のおそれやそのリスクを抱え、特に支援が必要と認められる家庭

[4] 児童養護施設等の退所又は里親委託の終了により、児童が復帰した後の家庭

養育支援訪問事業ガイドラインよりhttps://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/kosodate08/03.html

そして、乳幼児検診時などに保健師さんと面談をした際に、支援が必要と判断された場合に子育てパートナーが自宅に訪問するという流れのようです。

過去の私は、[2]の状態に該当していたかもしれません。

でも、乳幼児検診時の面談や問診票にあるアンケートに素直に困っているとか、ストレスを抱えていると書くこともなければ、夫や母という相談相手がいるととりあえず記入してしまいます。

ちーちゃん
ちーちゃん

もっと子育てパートナーという存在を周知させてもいいのでは…

支援対象の把握方法もこれでいいのかな…

息子
息子

いろいろ大人の事情ってやつ…?

また、残念ながら、全国どの自治体でも子育てパートナー事業をしているわけではないようです。

ただ、リアルな子育ての現状やお悩みごとを行政に相談してみるといろいろなサービスを紹介してもらえる可能性はあるかと思います。

私自身は、ただ漠然とした子育てに対する不安や悩みを打ち明けるために保健センターに電話するのはかなり勇気がいることでなかなかコールできませんでした。というより、そんな選択肢もなかったです。

でも、些細なことで電話した時に「どんなお悩みでも気軽に電話してくださいね」と保健センターの方はおっしゃってくださいました。

少し勇気を出して、問い合わせてみると何か現状を変える糸口が見つかるかもしれません。

みんなはじめての子育てに不安を感じないわけがないから

私自身、はじめての子育てをする中で、知らず知らずのうちに育児ストレスを抱え、誰に相談していいかもわからず、孤独でつらい時期を経験しました。

その後、二人目を妊娠し、産後すぐは長男との関わり方が分からなくなり悩んでいました。

そんな時に、すっと手を差し伸べて話を聞いてくださる方との出会いが私にはありました。

そこで感じたことは、子育てに奮闘しているのは私だけじゃないということ、みんなそれぞれに悩みを抱えながら試行錯誤して子育てをしているということ。

そして、子育てつらい〜!しんどい〜!と吐き出せる場所があることで、心に余裕が生まれ、子どもにもほんの少し優しくなれることを実感したのです。

それ以来、私と同じように子育てに不安や孤独を感じている方が世の中にはたくさんいるんじゃないだろうか。

一緒に悩みを共有することなら私にもできるんじゃないだろうか。

そんなことを考えるようになりました。

また、児童虐待にまつわる悲しいニュースが後を絶ちません。

そんな子どもが傷つけられ、命を落としてしまうような悲しい事件を耳にすると胸が締め付けられる気持ちになりますが、それと同時に、いつも思うことがあります。

それは、私も子どもを虐待してしまう危険と常に隣り合わせにいた(今も)ということです。

いつまで経っても子どもが泣き止まない、わがままし放題で家の中はぐちゃぐちゃ、家事も追いつかない、一体、自分は毎日何をしているんだろう。

今、思い返すと、いつか心の糸が切れてしまったら子どもに手を出してしまうんじゃないか、子どもを置いて家を出てしまうんじゃないか、そんな虐待や育児放棄に陥る寸前ギリギリの状態を保っていたと思います。

あの頃、子育てパートナーという存在を知っていたら、誰か話しを聞いてくれる人がいたら…。

そんな経験を経て、今もまさに子育てに奮闘中の私だからこそできることがあれば力になりたいという思いで子育てパートナーに応募してみようと思いました。

子育てはうまく人に頼ったもん勝ち

現在、子育てパートナー養成講座を受講中ですが、その研修の中で講師の方がぽろっとこぼした本音が印象的でした。

「子育てはうまく人に頼ったもん勝ち。何を一人で全部頑張ろうと意地を張ってたんだろうと子どもが成人してやっと気づきました。」

と、おっしゃっていました。

私も次男が生まれてすぐに「私じゃなきゃいけないことなんて何ひとつない」と悟りました。

次男を妊娠中、産後の私の入院期間を夫と長男が二人きりで過ごすことに不安しかありませんでした。

そのくせ、私は入院中に備えてご飯の作り置きなどは一切していませんでしたし、親が手伝いに来てくれることもありませんでしたが、なんとかなりました。笑

私が母親としてきちんと料理をして、部屋を掃除して、子どもを決まった時間に寝かしつけて…

とにかく私がちゃんとしなければならない。そして、それは私にしかできないことなんだ。

というぐらいに子育ての全責任を勝手に一人で背負い込んでいたように思います。

でも、そんなことはありませんでした。

私がいなくても夫は毎日長男に食事を用意して、なんなら私以上に部屋の隅々まで掃除をしてくれていました(笑)

我が家は夫婦そろっているからこそ、協力し合えばいい。そして、もっと他にも頼っていけばいいじゃないかと思いました。

ただ、子育てをしているお父さん、お母さんが精神的安定を保つために何か人や物に頼るということがそう簡単にはできない現実もあると感じます。

また、研修の中では、子どもたちはたくさんのコミュニケーションの中で学び、成長していくというお話もありました。

世の中にはいろいろな人がいて、それぞれに違う考え方を持っている。

子どもたちは、そのことに混乱しながらも、段々と自分自身で理解し、受け止めていく経験を積み重ねて自律した大人へと成長していくんだと思います。

そのためには孤立化した家庭の中だけで全てを解決させようとするのではなく、地域や社会全体で子どもを見守り、育てていく必要があるんじゃないかと感じました。

困った時には、人に頼る姿を親が子どもに見せてあげるのも立派な子育ての方法。

様々な環境に身を置いて、親以外の大人と関わる機会を子どもに持たせてあげるのも子育ての方法。

私もまだまだ油断すると全部一人でなんとかしてしまおうと考えてしまいます。

そんな時には「子育てはうまく人に頼ったもん勝ち」この言葉を思い出したいと思います。

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